さしあたって、「家を買おう!」という予定がなければ、そこまで詳しく見ることもない(かもしれない)不動産のチラシですが、今回は当面そんな予定がないという方にも楽しめる(かもしれない)、私流「不動産広告のナナメ読みのススメ」です。
不動産チラシにおいて、紙面の大きな割合を占めるもの、それが「写真」でしょう。
建物外観・内装・周辺環境と、大きく3つのグループに分けられますが、ここで私が注目するのは内装写真です。主に新築物件のお話になってしまいますが、新築といえばモデルルーム写真。どうしてどうして、これがなかなか生きた参考書になるのです。こっそりインテリア好きのわたくし、非常に趣味と実益を兼ねたお仕事をしております。
実際の撮影現場には立ち会うことのない私ですが、広告制作の過程で様々なモデルルームの写真に触れていますと、それなりに目が肥えて(?)くるものです。これはインテリア通販サイトで必ず見かける照明だな、このフラワーベースは他の会社もよく使っているなあ〜、…これは○○社製のダイニングセットでは?!さすがセレブなマンション!!、なんて、わかったときはちょっとニヤリ、さながらセミプロな気分に浸れることも。
「ピンと来たモデルルーム写真をスクラップせよ」というインテリアマニアの鉄則?がありまして。好みの部屋写真を集めることで自分のテイストがはっきりしてくるそうです。
そう、あの紙面には、不動産会社お抱えのインテリアコーディネーターさんのプロの仕事が詰まっているといっても過言では……いや、ちょっと大げさでした。
よく見てみると無○良品やI○EAといったお馴染みのものから、おそらく100円均一の雑貨まで、「なるほど、こうやって飾ればよいのか」と、黙々と仕事をしつつ、心密かにチェックしている次第です。まあ、「なぜ浴室に観葉植物が…?」とか「冷蔵庫や洗濯機を置いていないから格好良く見えるんだよ」というツッコミはさておき。全部が全部、真似するわけではないのですから。
モデルルームっぽいインテリア好きな人へ、という非常にニッチな層向けですが、たまにはこんな一風変わったチラシの楽しみ方もいかがでしょうか?! レッツ、いいとこどり自己流インテリアアレンジ!